ピロリ菌が消えた
母親が「胃カメラ飲んだらピロリ菌おった」と言っていました。
ピロリ菌?
聞いたことはあるけどそれはそんなヤバい奴なんか。
ピロリ菌なんてかわいい名前ついてますけども、
正式名はヘリコバクター・ピロリ。
こういうのって、発見した人の名前つけるじゃないですか、
でもこの菌はヘリコプター、「らせん」とか「旋回」と同じだそうです。
ヒゲがありその部分を回転させ移動します。バクターはバクテリア(細菌)。
ピロリは胃の出口(幽門)をさす「ピロルス」からきています。
こいつが発見された時、
胃の中では強い酸性で通常の菌は生きていけないと思われていました。
でもこいつ生きていたんです。
なんか賢いピロリ菌
なぜピロリ菌は生きていけるのか、その秘密はピロリ菌がだしている「ウレアーゼ」という酵素にあります。この酵素は胃の中の尿素を分解しアンモニアを作り出します。アンモニアはアルカリ性なので、ピロリ菌のまわりの胃酸が中和され生き残ることができるわけです。
ヒゲはセンサーの役割があり、胃の中でも酸の弱そうなところを探すことができるという説もあります。
なんでわざわざ過酷な環境に身を置くのかまったく理解できませんがリスクはチャンスなんでしょう。屈強なアスリートみたいですね。
どんな悪さをするの?
胃の粘膜にすみついて悪さをするピロリ菌、消化器疾患、血液疾患、皮膚疾患など様々な疾患の発症に関与しています。書いてないんですがなんか色々関与しすぎてて、特に代表的な病気だと「胃ガン」です。
母はあの日を語る
胃カメラで検査した際に白い影が見え、医者からピロリですねと言われ母は薬を処方されました。1週間1日2回、食後に2錠だったのですが飲用後に下半身に痒みがあらわれたそうです。その後も薬を飲用したそうですが、呼吸がしずらくなりアナフィラキシーショックを疑った母は医者に相談し、薬の使用を控えました。その後ヨーグルトを毎食、食べ続けたそうです。定期診断の日、白い影は消えていたそうです。医者曰く「薬が効いたね」とのこと、母は「薬じゃなくてヨーグルトのおかげだろうが!」と内心思ったそうです。ちなみに通常は薬を飲み続けて、飲み終わった頃に痒みがではじめるそうです。よほど薬が体に合わなかったんだなと母は当時を振り返っていました。
それって誤診じゃないんか